とくそく‐てつづき【督促手続(き)】
金銭その他の代替物または有価証券の一定数量の給付を目的とする請求権について、債務者に異議のないことを条件として、債権者に簡易・迅速に債務名義を与える訴訟手続き。簡易裁判所が行う。→支払い命令
とくてい‐ちょうてい【特定調停】
特定調停法に基づく、民事調停の一。支払い不能になりそうな債務者(個人・法人)が裁判所の調停委員のもとで債権者と話し合い、返済計画、債務の減免などを決めること。
とくていちょうてい‐ほう【特定調停法】
《「特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律」の略称》支払い不能になりそうな債務者が経済的に立ち直ることができるよう、調停によって金銭債務の調整を促進するための法律。法人・個人を問わず...
とくていもくてき‐がいしゃ【特定目的会社】
資産流動化法に基づいて設立される会社。企業が保有する債権や不動産などの資産を譲り受けて証券化するなど、特定の目的のために設立される。原債権者(オリジネーター)である企業から譲渡された資産を担保に...
とくていもくてき‐しんたく【特定目的信託】
資産流動化法に基づいて金銭債権や不動産などの資産を流動化する仕組みの一つ。特定資産の原委託者(オリジネーター)が信託会社に資産を信託し、取得した受益証券を一般投資家に販売することで資金を調達する...
とくべつ‐せいさん【特別清算】
解散し清算中の株式会社に債務超過の疑いのある場合、債権者などの申し立てにより裁判所の監督の下に行われる清算手続き。
とくべつ‐たんぽ【特別担保】
特定の債権の担保となっている特定財産。
とくべつもくてき‐がいしゃ【特別目的会社】
企業の保有する債権や不動産などの資産を企業から譲り受け、その資産を担保に資産担保証券(ABS)や資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)などを発行して資金を調達するための会社。SPC(speci...
とくべつもくてき‐じぎょうたい【特別目的事業体】
ある特定の目的を達成するために設立される事業体。不動産や貸付債権などの資産を証券化・流動化して資金を調達する仕組みなどに用いられる。特定目的事業体。ビークル。SPV(special purpos...
ところ‐じち【所質】
中世の質取り行為の一。債権者が債務の支払いを求めて、債務者の属する組織体の成員やその動産を私的に差し押さえること。