けい‐こく【傾国】
《「漢書」外戚伝の「北方に佳人有り。…一顧すれば人の城を傾け、再顧すれば人の国を傾く」から》 1 君主が心を奪われて国を危うくするほどの美人。絶世の美女。傾城(けいせい)。 2 遊女。「白地の娘...
けい‐しゃ【傾斜】
[名](スル) 1 傾いて斜めになること。また、その度合い。かたむき。「船が右舷に—する」 2 気持ちや考え方がある方向に偏っていくこと。「自然主義への—を深める」 3 地層の層理面と水平面との...
けい‐しゃ【傾瀉】
[名](スル) 1 傾けてそそぐこと。 2 化学で、溶液中から沈殿物を分離するため、容器を傾けて上澄み液だけを流し出す操作。デカンテーション。
けいしゃ‐かく【傾斜角】
地学で、地層の層理面または断層面の水平面からの傾きの角度。
けいしゃ‐きょう【傾斜橋】
可動橋の一。弓なりに湾曲した橋床が、その両端を軸に回転し、横に倒したやかんの取っ手を起こすように上がって、船を通す。
けいしゃ‐けい【傾斜計】
1 地表面の傾斜の変化を測定する計器。 2 航空機に取り付けてある計器の一つで、飛行中の傾斜度を示すもの。
けいしゃ‐しけん【傾斜試験】
船の重心の上下位置を測定する試験。甲板上の重量物を横方向に移動したときの傾斜から算出する。
けいしゃ‐せいさん【傾斜生産】
第二次大戦後の経済危機を乗り切るために、鉄鋼・石炭・肥料などの基幹産業へ重点的に資金・資材・労働力を投入した経済政策。次いで一般生産財・消費財にその効果を及ぼそうとしたもの。
けいしゃ‐はいぶん【傾斜配分】
[名](スル)配当金や予算などを均等に配分するのではなく、実績や現状などから判断して、それぞれに割り当てられる量を決めること。
けいしゃやちん‐せいど【傾斜家賃制度】
賃貸住宅で、入居当初の家賃を低く抑え、その後、一定期間にわたって毎年高くしていく家賃制度。