けいせい‐みょうが【傾城冥加】
1 遊女としてのつとめに励むことで受けられる神仏の加護。「女郎の身では十分にあまるお客、粗末になされたら—に尽きさせられう」〈浮・遊女容気〉 2 遊女の誓いの言葉。どんなことがあっても。「—聞く...
けいせい‐もの【傾城物】
1 歌舞伎の脚本で、名題のあたまに「傾城」「けいせい」などの語を用いたもの。上方狂言に多い。 2 歌舞伎舞踊の一系統。傾城を題材にしたもの。
けい‐せん【傾城】
《「けいせい(傾城)」の音変化》遊女。「—買うて、人の銀(かね)を盗み」〈浄・冥途の飛脚〉
けいせん‐さ【傾船差】
船体の傾斜のために羅針儀に生じる指示方位の誤差。
けい‐たい【傾頽】
建物・組織などがかたむきくずれること。
けい‐ちゅう【傾注】
[名](スル)精神や力を一つの事に集中すること。「全精力を—する」
けい‐ちょう【傾聴】
[名](スル)耳を傾けて、熱心に聞くこと。「—に値する意見」「—すべきお話」
けいちょう‐せんりゃく【傾聴戦略】
⇒ソーシャルリスニング
けいちょう‐ボランティア【傾聴ボランティア】
高齢者や大震災の被災者など悩みや寂しさを抱える人の話を真摯に聴くことで相手の心のケアをする活動。カウンセリングと異なり、原則的に問題解決のためのアドバイスなどは行わない。
けい‐とう【傾倒】
[名](スル) 1 かたむき倒れること。また、かたむけ倒すこと。「其の館舎が火焔の中に、—するを見て」〈竜渓・経国美談〉 2 ある物事に深く心を引かれ、夢中になること。また、ある人を心から尊敬し...