さじ‐さき【匙先】
さじの使い方。医者の薬の調合の仕方。「あの男等は—より口先が功者で」〈滑・浮世風呂・前〉
さっき【先】
《「さき」の促音添加》時間的に少し前であること。先刻。さきほど。「—のことは謝る」「—から電話が鳴っている」「—聞いたばかりの話」
しいれ‐さき【仕入れ先】
仕入れをする相手方。「—台帳」
しお‐さき【潮先】
1 潮の満ちてくる時。また、満ちてくる潮の波先。しおがしら。 2 物事の始まるとき。しお。しおどき。「—を見て飯にすると」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉
しごと‐さき【仕事先】
仕事のうえで出かけていく所。勤め先・取引先など。
し‐せん【詞先】
歌謡曲など、歌詞のある楽曲を制作する際に、作曲より先に作詞を行うこと。⇔曲先。
した‐さき【舌先】
1 舌の先端。 2 うわべばかりの物言い。弁舌。口先。「—ばかりで信用がおけない」 3 馬具の鐙(あぶみ)の、かかとの当たるほうの端。
舌(した)の先(さき)
言葉の上だけ。口先。「—で言いくるめる」
しま‐さき【島崎/島先】
島の海に突き出た所。また、築山などの池に突き出た所。「やい太郎冠者、あの—に見ゆる木は何ぢゃ」〈虎寛狂・萩大名〉
しも‐さき【霜先】
霜の降りはじめるころ。陰暦10月ごろ。「干鮭(からさけ)は—の薬喰ひぞかし」〈浮・一代男・三〉