おう‐てっこう【黄鉄鉱】
鉄と硫黄からなる鉱物。金属光沢を帯びた淡黄色であるが、条痕(じょうこん)色は黒色。六面体の結晶のほか八面体や塊状をなして産出。等軸晶系。硫酸製造の硫黄の原料になる。パイライト。
おうぶつ‐みょうごう【王仏冥合】
法華経の本門の教えが国家・社会の指導原理となることによって、この世に寂光浄土が実現するという日蓮の教え。
おうむ‐の‐さかずき【鸚鵡の杯】
鸚鵡貝・阿古屋(あこや)貝など真珠光沢のある美しい貝でつくった杯。曲水の宴などで用いられる。おうむはい。
おう‐よう【汪洋】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水量が豊富で、水面が遠く広がっているさま。「—として光っている大河」〈二葉亭訳・片恋〉 2 ゆったりとしたさま。広々と大きいさま。「—たる宇宙」
おう‐りん【黄燐】
燐の同素体の一。淡黄色の半透明な蝋状(ろうじょう)の固体。暗所では燐光を発し、湿った空気中では自然に燃えだす。猛毒。純粋なものは無色で、白燐ともいう。
おう‐レンズ【凹レンズ】
中央部が縁より薄いレンズ。光を発散させる働きがあり、近視用眼鏡などに使用。⇔凸レンズ。
おお‐あぶらすすき【大油薄】
イネ科の多年草。山地の日当たりのよい草地に生え、高さ1〜1.2メートル。全体に油を塗ったような光沢がある。葉は長大な線形。秋、大きな紫褐色の穂を出す。
おおいずみ‐こうげん【大泉高原】
山梨県北杜(ほくと)市にある高原。八ヶ岳南麓に扇状に広がる草原。大泉町谷戸には、縄文時代遺跡で国指定史跡の「金生(きんせい)遺跡」がある。避暑地・観光地。
おおい‐やき【覆い焼き】
写真で、陰画の露出不足の部分に対し、紙などで覆って露光時間を短くすることで適正露出にすること。パソコンのフォトレタッチソフトでデジタル画像の一部を明るくする処理のことも指す。→焼き込み
おおうち‐じゅく【大内宿】
福島県南西部にあった宿場町。大内峠(標高900メートル)の南の山あいにあり、会津若松と日光今市とを結ぶ会津西街道(下野(しもつけ)街道)の宿駅として栄えた。茅葺(かやぶ)き民家などが残り、国の重...