うさぎ‐むすび【兎結び】
ひもの結び方の一。ウサギの耳のように、細長い輪を左右に結び出したもの。
う‐の‐け【兎の毛】
1 ウサギの毛。 2 きわめて微細な物事のたとえ。ほんの少し。「—ほどの欲もない」
兎(う)の毛(け)で突(つ)いたほど
きわめて微細なことのたとえ。ほんの少し。「—のすきもない」
うのけ‐どおし【兎の毛通し】
唐破風(からはふ)の中央に取り付ける懸魚(げぎょ)。
おさぎ【兎】
「うさぎ」の上代東国方言。「等夜(とや)の野に—ねらはり(=ネラッテ)をさをさも寝なへ児故に母にころはえ」〈万・三五二九〉
す‐ぐち【兎口】
みつくち。兎唇(としん)。
と【兎】
[人名用漢字] [音]ト(漢) [訓]うさぎ 〈ト〉 1 動物の名。ウサギ。「家兎・狡兎(こうと)・脱兎・野兎」 2 月のこと。「烏兎(うと)・玉兎」 〈うさぎ〉「白兎・野兎・雪兎」 [難読...
と‐えん【兎園】
中国、梁(りょう)の孝王が河南省商丘県の東に築いた庭園。梁園。修竹園。
とえん‐かい【兎園会】
文政8年(1825)曲亭馬琴らが発起人となり、好事家が集まって結成した会。見聞を広めるため、珍説・奇談などを持ち寄って話し合った。→兎園小説
とえん‐さつ【兎園冊】
《梁(りょう)の孝王の蔵書が俚語(りご)で書かれていたところから》 1 俗語で書かれた卑近な書物。兎園冊子(とえんさっし)。 2 自分の著書を謙遜していう語。