にゅう‐ない【入内】
1 律令位階制で、外位(げい)から内位に進むこと。外従五位下から従五位下になるなどの例。 2 ⇒じゅだい(入内)
にゅうない‐すずめ【入内雀】
スズメ科の鳥。全長14センチくらい。スズメに似るが、背面の赤みが強く、ほおに黒い部分がない。ユーラシア東部に分布。夏は山林に生息し、冬は稲田に集まる。《季 秋》
にゅう‐ねはん【入涅槃】
涅槃に入ること。ふつうは釈迦(しゃか)の死をいう。入寂。入滅。
にゅうねはんげんそう【入涅槃幻想】
日本画家、平山郁夫の作品のひとつ。光を放ちつつ横たわる釈迦(しゃか)を弟子たちが見守る涅槃図。昭和36年(1961)、第46回院展に出品、日本美術院賞(大観賞)を受賞。東京国立近代美術館所蔵。
にゅう‐ねん【入念】
[名・形動]細かいところまで行きとどいていて、丁寧なこと。また、そのさま。ねんいり。「—な細工」「—に調査する」
にゅう‐ばい【入梅】
雑節の一。太陽の黄経が80度に達した日で、6月11日ごろ。気象では梅雨に入る日をさし、地域や年により異なる。つゆいり。《季 夏》「—や墓さむげなる竹のつゆ/芭蕉」⇔出梅。
にゅう‐ばく【入幕】
[名](スル) 1 幕を張った中にはいること。 2 幕僚となること。
にゅう‐ひ【入費】
物事をするのにかかる費用。かかり。「—節約」
にゅう‐ふ【入夫】
1 民法旧規定で、戸主である女性と結婚して、その夫となること。また、その夫。 2 ⇒入り婿(むこ)
にゅう‐ふ【入府】
[名](スル)《「にゅうぶ」とも》 1 府内にはいること。都にはいること。 2 「入部2」に同じ。「殿様の御—」〈伎・鳴門白浪〉