やち‐たび【八千度】
八千回。また、きわめて多くの回数。「先立たぬ悔いの—悲しきは流るる水のかへり来ぬなり」〈古今・哀傷〉
やちほこ‐の‐かみ【八千矛神】
大国主命(おおくにぬしのみこと)の異称。
やちまた【八街】
千葉県中部の市。下総台地にあり、明治初期に開拓された東京新田の8番目の地域であった。ラッカセイの産地。住宅地化が進む。平成4年(1992)市制。人口7.3万(2010)。
や‐ちまた【八衢】
道が八つに分かれている所。また、道がいくつにも分かれている所。分かれ道が多くて迷いやすいことにたとえる。「橘の影踏む道の—に物をそ思ふ妹(いも)に逢はずして」〈万・一二五〉
やちまた‐し【八街市】
⇒八街
やち‐よ【八千代】
八千年。また、きわめて多くの年代。「わが君は千代に—に細(さざ)れ石の巌(いはほ)となりて苔のむすまで」〈古今・賀〉
やちよ【八千代】
千葉県北西部の市。印旛(いんば)疏水路の新川が貫流。近郊農業が行われ、住宅地・工業地。人口19.0万(2010)。
やちよ‐し【八千代市】
⇒八千代
やちよじし【八千代獅子】
地歌・箏曲(そうきょく)。本来は尺八の曲であったものを、政島検校が胡弓(こきゅう)に移し、さらに藤永検校が三味線に編曲したもの。園原勾当作詞と伝える。三段からなる手事(てごと)が中心で、歌舞伎下...
やっ‐つ【八つ】
「やつ」の音変化。「ななつ、—、ここのつ」