其(そ)の罪(つみ)を憎(にく)んで其(そ)の人(ひと)を憎(にく)まず
《「孔叢子(くぞうし)」刑論から》罪は憎むべきであるが、その罪を犯した人は憎むべきではない。罪を憎んで人を憎まず。
その‐て【其の手】
1 その手段・計略。そういうやり方。「—はもう古い」 2 そのような種類。「—の生地は、今切らしています」
其(そ)の手(て)は食(く)わ◦ない
そんなやり方にはだまされない。
其(そ)の手(て)は桑名(くわな)の焼(や)き蛤(はまぐり)
《「食わない」に地名の「桑名」を掛け、さらにその地の名物「焼き蛤」を続けたもの》そんなやり方にはだまされない、の意をしゃれて言った言葉。
その‐でん【其の伝】
そのやり方。その考え方。「また—でいこう」
その‐のち【其の後】
その時からあと。副詞的にも用いる。「—二人の運命は大きく変わっていった」
その‐はず【其の筈】
そうであるのは当然のこと。「それも—」「欠席するのも—、病気だそうだ」
その‐ば【其の場】
1 その事が行われた場所。「偶然—に居合わせた」 2 すぐその場所。すぐその席。即座。「難問を—でたちまち解いた」
そのば‐かぎり【其の場限り】
その時だけのことで、あとには関係しないこと。「—の話」
そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】
あとのことは考えずに、その場だけをとりつくろうこと。また、そうした態度・口実。一時しのぎ。そのばのがれ。「—の答弁」