藁(わら)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。ぼろが出る。「しかるをさえぎって言へば言ふほど—◦出て見苦しし」〈浄・当麻中将姫〉
草鞋(わらじ)を穿(は)・く
1 旅に出る。 2 罪を犯したばくち打ちなどが、土地を離れる。「長の—・く」 3 売買の時などに、値段を偽って上前をはねる。「草履の売人(うりて)にわらぢはくあり」〈滑・膝栗毛・八〉
我(われ)こそは
自分こそはと勢い込んでいうときに用いる。「—と進み出る」
われ‐われ【我我】
[代] 1 一人称の人代名詞。「われ」の複数。わたくしたち。われら。「—の出る幕ではない」 2 一人称の人代名詞。単数を表す。へりくだる気持ちを含んでいう語。わたくし。「—はことのほか酔ひて」...