さしこし‐ねがい【差(し)越し願(い)】
一定の順序・手続きを踏まないで、直接上官や上司に願い出ること。
さし‐ぢ【差(し)乳】
1 乳を吸わせること。また、乳の出ない母親に代わって乳を与えること。さしぢち。 2 形のよい乳房。また、乳のよく出る乳房。さしぢち。
さし・でる【差(し)出る】
[動ダ下一] 1 身の程をわきまえずに出過ぎた行動をする。でしゃばる。「—・でたことをする」 2 前へ出る。突き出る。「塀の上に—・でた枝を切る」
さし‐は【翳】
《「さしば」とも》鳥の羽や絹を張ったうちわ形のものに長い柄をつけた道具。貴人の外出時や、天皇が即位・朝賀などで高御座(たかみくら)に出るとき、従者が差し出して顔を隠すのに用いた。
さ・す【差す/指す】
[動サ五(四)] 1 (差す) ㋐(「射す」とも書く)まっすぐに光が照り入る。光が当たる。「西日が—・す」 ㋑潮が満ちてくる。また、水が増して入り込む。しみ込む。「潮が—・す」「氾濫した川の水が...
さそい‐あ・う【誘い合う】
[動ワ五(ハ四)]お互いに誘う。「友人と—・って旅に出る」
さ・びる【寂びる】
[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「荒(さ)ぶ」に由来する語で、古びるところから》 1 古くなって特有の趣が出る。古めかしい味わいがある。もの静かで趣がある。「谷中感応寺の…或は清らかに或は—...
さ‐まつだけ【早松茸】
6、7月ごろに出る早生のマツタケ。また、近縁のニセマツタケ。マツタケより早く出て、香りはないが、食用。さまつ。《季 夏》「—他国の水のこころかな/嘯山」
さ‐もも【早桃】
1 水蜜桃(すいみつとう)の早生種。6月下旬ごろ市場に出るもの。《季 夏》「—剝(む)かれ昏るる海光沁(し)み入りぬ/斌雄」 2 スモモの一品種。実が5月ごろに熟すが、小さくてまずい。 [補説]...
さや‐じ【佐屋路】
東海道の脇街道の一。七里の渡しの別ルートで、熱田から万場(まんば)・佐屋を経て木曽川を舟で下り、桑名に出る道。