で‐がえり【出帰り】
「出戻(でもど)り」に同じ。「—の御嬢さんとしては」〈漱石・草枕〉
で‐がけ【出掛け】
1 出かけようとする、その時。出しな。「—に用事を言いつかる」 2 出かけて間もない時。出かけて行く途中。「—に投函する」
で‐がたり【出語り】
人形浄瑠璃や歌舞伎で、浄瑠璃の太夫と三味線弾きとが舞台上に設けられた席に出て、観客に姿を見せて語ること。
で‐がち【出勝ち】
「出合い5」に同じ。「どちなりとも—に致しませう」〈鷺流狂・連歌毘沙門〉
で‐がらし【出涸らし】
茶・コーヒーなどを、何度も煎(せん)じ出したり煮出したりして、味・香りが薄くなっていること。また、そうなったもの。「—の茶」
でがら‐まゆ【出殻繭】
蚕が蛾(が)になって出たあとの繭。穴があるため長い生糸はとれないので、真綿(まわた)・紬糸(つむぎいと)などの原料とする。穴明き繭。
で‐がわり【出替(わ)り/出代(わ)り】
《「でかわり」とも》 1 前の人が出たあとにかわってはいること。入れ替わり。「—の激しい下宿」 2 奉公人が契約期間を終えて入れ替わること。多年季・一年季・半年季などがあり、地域ごとに期日を定め...
で‐き【出来】
1 ものができること。できあがること。また、できあがったもの。「南部—の鉄瓶」 2 できあがった状態。できぐあい。できばえ。「試験の—が悪い」「急いだわりにはりっぱな—だ」「上—」 3 みのり。...
でき‐あい【出来合(い)】
1 注文を受けて作るのではなく、すでに作ってあること。また、その品。既製。「—の服」「—で間に合わせる」⇔誂(あつら)え。 2 男女がひそかに情を通じること。密通。 3 「出来合い夫婦」の略。 ...
できあい‐ふうふ【出来合(い)夫婦】
正式の仲介者を立てたり親の許しを得たりせず、本人どうしが勝手に夫婦になった間柄。