とうかがたでんし‐けんびきょう【透過型電子顕微鏡】
電子顕微鏡の一。試料に電子線を照射し、透過した電子線を磁場で屈折する電子レンズを用いて拡大・結像させる。光学顕微鏡に比べ分解能が極めて高く、0.2ナノメートル程度。細胞やウイルス内部の微細構造の...
とうげん‐びょう【糖原病】
グリコーゲンが体内に異常蓄積する病気。グリコーゲンを分解する酵素が先天的に欠如しているために起こり、主に骨格筋または肝臓がおかされる。
とうごうしっちょう‐しょう【統合失調症】
《schizophrenia》内因性精神疾患の一。病状や経過はいろいろあるが、自閉・感情鈍麻・興奮・妄想・幻聴や精神機能の分解などがみられる。青年期に発病するものが多い。早発性痴呆、精神分裂病を改称。
とけい‐いでんし【時計遺伝子】
生物の体内でサーカディアンリズムを制御する遺伝子の総称。約24時間を周期として発現し、特定のたんぱく質を生成・分解することで、体内のさまざまな生理機能を制御していることがわかっている。 [補説]...
トリカルボンさん‐かいろ【トリカルボン酸回路】
《tricarboxylic acid cycle》生物体中で、有機物が燃焼して二酸化炭素と水になる代謝回路。糖や脂肪酸などの分解によってできた活性状態の酢酸がオキサロ酢酸と結合し、三つのカルボ...
トリプシン【trypsin】
消化酵素の一。膵臓(すいぞう)から分泌され、腸内で活性化され、たんぱく質を加水分解してペプトンやポリペプチドにする。
トリプトン【tryptone】
カゼインの加水分解物。消化酵素のトリプシンの作用によって作られる。LB培地に用いられる。
トルエン【toluene】
芳香族炭化水素の一。ベンゼンの水素原子1個をメチル基で置換した化合物。無色、可燃性の液体で特異臭がある。コールタールの分留、石油の分解・改質などにより得られる。染料・爆薬・合成樹脂などの原料、ま...
トレファイド‐ペレット【torrefied pellet】
トレファクション(半炭化)処理をした木質ペレット。低酸素下で熱処理をすることにより、有機物が炭素に分解し、炭素に富んだ物質となり、処理前のペレットよりも発熱量が向上する。半炭化ペレット。ブラック...
トレファクション【torrefaction】
1 「焙煎(ばいせん)」に同じ。 2 木質バイオマスなどを低酸素下で熱処理し、完全には炭化させずに炭素に富んだ物質にすること。通常の炭化よりも低い温度帯のセ氏200度から300度の高温で加熱し、...