にょう‐さん【尿酸】
有機酸の一。無味無臭の白色の結晶で、水にごくわずか溶ける。動物の排出物中に多く含まれ、鳥類や陸生爬虫(はちゅう)類では窒素代謝の最終生成物であるが、人間ではプリン化合物の分解によって生成。化学式...
にょうそ‐エスシーアールシステム【尿素SCRシステム】
《SCRは、selective catalytic reduction の略。選択触媒還元の意》ディーゼル自動車の排気ガス中に含まれる窒素酸化物を除去するシステムの一つ。ディーゼルエンジンの廃熱...
にょうそサイクル‐いじょうしょう【尿素サイクル異常症】
先天性代謝異常症の一つ。肝臓での尿素サイクルに異常があり、たんぱく質を分解する際に発生するアンモニアを代謝できず、血液中のアンモニア濃度が上昇する病気の総称。オルニチントランスカルバミラーゼ欠損...
にょうどく‐しょう【尿毒症】
腎臓の機能障害により、尿中のたんぱく質分解産物、特に窒素成分が十分体外へ出されないために起こる疾患。頭痛・嘔吐・不眠などを伴い、進行すると昏睡状態になる。
ヌクレアーゼ【nuclease】
核酸を加水分解する酵素の総称。リボヌクレアーゼ・デオキシリボヌクレアーゼなど。
ねったい‐こううりん【熱帯降雨林】
熱帯雨林気候の地域にある森林。常緑広葉樹を主とし、特定の優占種をもたない。蔓(つる)植物や着生植物も多く、林内は暗く湿度が高い。全生物種の半分が生息するといわれ、また、植物遺体の分解が速いため肥...
ねつ‐かいり【熱解離】
温度の上昇によって起こる解離。塩化アンモニウムを加熱するとアンモニアと塩化水素に可逆的に分解するなど。
ねつかがく‐すいそせいぞう【熱化学水素製造】
高温の熱を用いた化学反応によって水を分解し、水素を得る製造法。沃素(ようそ)(元素記号I)と硫黄(元素記号S)の化学反応を組み合わせて、水を熱分解するISプロセスが知られる。また高温ガス炉を熱源...
ねつ‐ぶんかい【熱分解】
物質に熱を加えたときに起こる分解反応。石油のクラッキングなど。
ねんしょう‐フラスコ【燃焼フラスコ】
試料を燃焼分解し、発生したガスを水に吸収させて元素の定量分析を行うためのフラスコ。主にハロゲン族元素の分析に用いられる。