フルボ‐さん【フルボ酸】
植物の枯死体が微生物のはたらきにより分解されてできる、腐植質に含まれる有機酸の一。アルカリに可溶。酸で沈殿したのちフミン酸が分離される。鉄との錯体であるフルボ酸鉄が、海洋における植物プランクトン...
フロン
フルオロカーボンの日本における慣用名。メタン・エタンなどの炭化水素の水素を、弗素(ふっそ)や塩素で置換した化合物の総称。無色・無臭・無毒・不燃性で化学的に安定しており、電気冷蔵庫・クーラーの冷媒...
ふん‐ちゅう【糞虫】
哺乳類の糞(ふん)を主な餌とする昆虫。ダイコクコガネ・マグソコガネ・センチコガネ・コブスジコガネなど。動物の糞の分解者として生態系の中で重要な役割を果たしている。糞分解性昆虫。食糞性コガネムシ。...
ふんべんけい‐だいちょうきんぐん【糞便系大腸菌群】
糞便による水や食品などの汚染の指標となる菌の総称。セ氏44.5±0.2度で発育し、乳糖を分解してガスを産生する細菌群。大腸菌以外の細菌も含まれる。糞便系大腸菌群が検出された場合、糞便によって汚染...
フーリエ‐へんかん【フーリエ変換】
主に、与えられた関数を別の周期関数に分解して表現する際に用いられる変換。ある信号に含まれる周波数成分の解析など、通信・画像処理などさまざまな分野で広く利用される。FT(Fourier trans...
ブタジエン【butadiene】
エチレン系炭化水素の一。炭素4個を含み、2種の異性体がある。ふつう一位と三位とに二重結合をもつもの(1,3-ブタジエン)をさす。無色・無臭の気体。容易に液化。工業的には石油分解ガスから抽出し、合...
ぶっしつ‐たいしゃ【物質代謝】
生体内で行われる物質の化学変化の総称。外界から摂取した物質が分解・合成されて自己の構成物質に同化され、やがてエネルギーや老廃物として異化され体外に排出される。物質交代。新陳代謝。代謝。
ブッデ‐こうか【ブッデ効果】
光分解を起こす気体に光を照射したとき、生成された原子や遊離基が再結合する際の温度上昇により圧力が増加する現象。ハロゲンの蒸気などで見られる。光膨張。
ブラジキニン【bradykinin】
血圧調節および炎症発現に関与するペプチド。血清たんぱくの一部が、組織が障害された結果遊出してくる酵素(カリクレイン)によって分解されて生じる。血管拡張、毛細血管の透過性亢進(こうしん)による浮腫...
ぶん【分】
[音]ブン(呉) フン(漢) ブ(慣) [訓]わける わかれる わかる わかつ [学習漢字]2年 〈ブン〉 1 全体をいくつかにわける。別にする。別々になる。「分解・分散・分譲・分担・分配・分...