ぶんし‐にんしき【分子認識】
分子がある限られた化合物に対して親和性や選択性をもつこと。生化学分野で広く見られ、DNAとたんぱく質、抗原と抗体の間で分子認識が有効にはたらいていることが知られる。
ぶんし‐ねつ【分子熱】
物質1モルの熱容量。その物質の比熱と分子量との積に等しい。
ぶんしひょうてき‐ちりょう【分子標的治療】
癌(がん)細胞にのみ作用する分子標的治療薬を使用する癌の治療。従来の抗癌剤よりも副作用が少なく効果が高いとされるが、標的となる分子が発現しないタイプの癌には効かない。
ぶんしひょうてき‐ちりょうやく【分子標的治療薬】
癌(がん)細胞などの増殖に必要なたんぱく質などの分子を標的として、癌細胞のみを破壊する薬剤の総称。分子生物学によって解明された遺伝子情報を活用して開発された。従来の抗癌剤が、癌細胞とともに正常な...
ぶんしひょうてき‐やく【分子標的薬】
⇒分子標的治療薬
ぶんし‐びしょくがく【分子美食学】
⇒分子ガストロノミー
ぶんし‐びょう【分子病】
DNAの塩基配列の変異により、たんぱく質のアミノ酸配列に異常が起きて生じる病気。
ぶんし‐ビーム【分子ビーム】
⇒分子線
ぶんし‐ふるい【分子篩】
粒子表面に均一な細孔をもち、その大きさ以下の分子のみを吸着するので、各種の分子をふるい分ける作用を示す物質。合成ゼオライトなど。乾燥剤・脱水剤に利用。モレキュラーシーブ。
ぶんし‐ポンプ【分子ポンプ】
高速の回転体に接する気体分子が、粘性により一定方向に移送されるのを利用して真空状態をつくるポンプ。