きり‐ぬ・く【切(り)抜く】
[動カ五(四)]一部分を切って抜き取る。「新聞の記事を—・く」「紙を丸く—・く」
[動カ下二]「きりぬける」の文語形。
きり‐ぬ・ける【切(り)抜ける】
[動カ下一][文]きりぬ・く[カ下二] 1 敵の囲みなどを切り破って逃れる。「敵陣を—・ける」 2 困難な状況や危険な状態からやっとのことで抜け出る。「ピンチを—・ける」
きり‐ねた【切りねた】
1 漫才で、最後にどっと笑わせて舞台を降りるときに用いるねた。 2 落語で、真打ちが演じるものとされている出し物。大ねた。
きり‐のう【切能/尾能】
能で、1日の番組の最後に演じる能。普通は、五番立てで正式に演じる場合の五番目の曲種の能(五番目物)をいう。切(き)り。
きり‐のれん【切り暖簾】
商家で用いる暖簾で、下の方を縫い合わせず、開いたままにしたもの。
きり‐は【切(り)刃】
物がよく切れる刃。
きり‐は【切(り)羽/切(り)端】
鉱石の採掘やトンネル工事で、掘削が行われる現場。切り場。
きり‐はく【切り箔】
1 金銀の箔を細かく切ったもの。 2 細かく切った金銀の箔を散らす装飾法。巻物・歌集の料紙・色紙・短冊・屏風(びょうぶ)などに用いる。 3 金銀の箔を漆で鳥の子紙に貼りつけ、糸のように細く切った...
きり‐はず・す【切(り)外す】
[動サ五(四)] 1 つないであったものなどを、切って外す。「電話線を—・す」 2 切り損なう。「—・して大木に切りこみ」〈浄・日本蓬莱山〉
きりは‐づくり【切(り)刃造(り)】
日本刀の造り込みの一。鎬(しのぎ)と峰との間が広く、刃方の肉の勾配(こうばい)が急なもの。