パオン‐じいん【パオン寺院】
《Candi Pawon》インドネシア、ジャワ島中部のボロブドゥール仏教遺跡の近くにある寺院。9世紀初期、シャイレーンドラ朝時代に建造。高さ12メートルの石造の段台と堂があり、壁に浮き彫りが施さ...
パダリン‐どうくつ【パダリン洞窟】
《Padah-Lin Cave》ミャンマー中部、シャン高原西部にある洞窟。ピンダヤの北西郊の村イェーガンに近い。人間や動物が描かれた先史時代の壁画が残っている。1968年に行われた発掘調査により...
パッサカリア【(イタリア)Passacaglia】
ウェーベルンの管弦楽曲。1908年作曲。シェーンベルクの下で学んだ後、作曲家として独立した際の第一作目であることから、作品番号1が付けられた。初期の代表作として知られる。管弦楽のためのパッサカリア。
パトリアルク【patriarch】
1 イスラエル民族の父祖。特にアブラハム・イサク・ヤコブ、およびイスラエル12部族の族長。 2 初期キリスト教会の大主教。 3 カトリック教会のローマ教皇。 4 東方教会の総主教。
パナギアハルケオン‐きょうかい【パナギアハルケオン教会】
《Panagia ton Chalkeon/Παναγία των Χαλκέων》ギリシャ北部の港湾都市テッサロニキの市街中心部、エグナティア大通り沿いにある教会。11世紀に内接十字式の平面構...
パンノンハルマ‐しゅうどういん【パンノンハルマ修道院】
《Pannonhalmi Főapátság》ハンガリー北西部の町パンノンハルマにある同国初のベネディクト修道会の修道院。10世紀末に創設され、13世紀に初期ゴシック様式のバシリカ式聖堂(壁の一...
ひえ‐しんとう【日吉神道】
神仏習合の理論を具体化した仏教的神道の一。延暦寺の地主神、日吉(ひえ)の神の本体を仏陀とし、諸神はその根本的仏性の示現とする。平安末期から鎌倉時代に起こり、江戸初期には徳川家康の信を得た天海が山...
ひこね‐びょうぶ【彦根屏風】
江戸初期、寛永年間(1624〜1644)の男女遊楽の風俗を描いた代表的作品。狩野派の作と推定される。金地着色六曲屏風一隻。もと一双。彦根藩主の井伊家に伝えられたのでこの名がある。
ひさべつ‐ぶらく【被差別部落】
近世初期以降、封建的身分制で最下層に位置づけられた人々を中心に形成され、現在もさまざまな差別を受けている地域。明治4年(1871)の解放令によって法的差別は解消されたが、社会的差別や偏見、それに...
ひ‐ちゃ【非茶】
本場で栽培した以外の茶。鎌倉時代から室町初期にかけては山城国栂尾(とがのお)以外で産した茶、室町初期以降は宇治以外で産した茶をいう。闘茶の用語。⇔本茶。