はつ‐かがみ【初鏡】
新年に初めて鏡に向かって化粧すること。初化粧。《季 新年》「まだ何も映らでありぬ—/虚子」
はつ‐かぜ【初風】
季節の初めに吹く風。特に、秋の風にいう。《季 秋》
はつ‐かまど【初竈】
新年に初めてかまどに火をたくこと。《季 新年》
はつ‐かみ【初髪】
新年に初めて結い上げた女性の髪。《季 新年》「—にかかるも神の埃かな/風生」
はつ‐かり【初雁】
秋になって最初に北方から渡ってきた雁。はつかりがね。《季 秋》
はつ‐かりがね【初雁が音/初雁金】
初雁。また、その鳴く声。「秋風に—ぞ聞こゆなる誰(た)がたまづさをかけて来つらむ」〈古今・秋上〉
はつ‐かんせつ【初冠雪】
夏が過ぎて、その冬初めて山頂に雪が積もること。
はつ‐かんのん【初観音】
1月18日、その年初めての観世音菩薩の縁日。《季 新年》
はつ‐がい【初買い】
正月2日に、その年初めての買い物をすること。買いぞめ。《季 新年》「—や博多のものの帯人形/白水郎」⇔初売り。
はつ‐がお【初顔】
1 初めて参加したり登場したりした人。新顔(しんがお)。「—の会員を紹介する」 2 「初顔合わせ3」の略。「—の一番」