けん‐さき【剣先】
1 刀剣の先の、とがった部分。きっさき。 2 とがったものの先端。「三角地の—」 3 長着の衽(おくみ)の細くとがった先端のこと。身頃(みごろ)と襟と衽の交わる部分。 4 破軍星(はぐんせい)の...
けんさき‐えぼし【剣先烏帽子】
頂が山形にとがり、剣の先に似ている形の烏帽子。ふつう黒色で、金色や朱の丸を描いたものなどもある。能・歌舞伎などの三番叟(さんばそう)に用いる。
けんさき‐たがね【剣先鏨】
先端が鋭くとがって剣先状になっている鏨。彫金で、毛彫りに用いる。
けんさき‐ぶね【剣先船】
船首が剣先のようにとがっている船。ふつう長さ約13メートル。江戸時代、奈良・大坂付近の浅い川で荷物運送に従っていた。けんさき。
けん‐ざき【剣崎】
「つるぎさき(剣崎)」に同じ。
けん‐し【剣士】
剣術にすぐれた人。剣客。
けんし‐こ【剣歯虎】
ネコ科の哺乳類。8000年くらい前に絶滅し、北米の最新世の地層から化石で発見された。ライオンくらいの大きさの食肉獣で、上あごの犬歯が短剣状に発達している。スミロドン。サーベルタイガー。
けん‐しつ【剣室】
剣の鞘(さや)。「姓氏を—に象鉗したるを見しが」〈竜渓・経国美談〉
けん‐じ【剣璽】
1 天子の象徴としての剣と印章。転じて、帝位。 2 三種の神器のうち、草薙剣(くさなぎのつるぎ)と八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)。また、三種の神器の総称。
けんじ‐とぎょ【剣璽渡御】
譲位のとき、剣璽を先帝から新帝に承継する儀式。