すけえもん【助右衛門】
江戸後期、上方の人形浄瑠璃社会で、良い、美しい、上手だ、などの意を表した語。「女子の器量のよいを見てはおかのしろが—といひ、悪いは助四郎といひ」〈浮・芝居気質〉
すけ‐がな【助仮名】
ふりがなのこと。傍訓。ルビ。
すけ‐ごう【助郷】
江戸時代、宿駅常備の人馬が不足する場合、その補充のために宿駅近隣の村々に課された夫役(ぶやく)。また、それを課された郷村。定助郷・代助郷などがある。
すけごう‐うま【助郷馬】
助郷村から夫役(ぶやく)として差し出された馬。
すけごう‐ちょう【助郷帳】
江戸時代、各宿駅に備えておき、所属の助郷村が出すべき人馬の数を記した帳簿。
すけごう‐やく【助郷役】
江戸時代、助郷村に対して、その石高(こくだか)に応じて人馬を徴発した課役(かやく)。
すけ‐さんばい【助三杯】
酒の飲めない人を助けて代わりにその杯を受ける者は、3杯続けて飲まなくてはならないということ。
すけしろう【助四郎】
江戸後期、上方の人形浄瑠璃社会で、悪い、醜い、へただ、などの意を表した語。→助右衛門(すけえもん)
すけそう‐だら【助惣鱈】
スケトウダラの別名。《季 冬》
すけ‐だち【助太刀】
[名](スル)あだ討ちや果たし合いなどに助力すること。転じて、加勢や援助をすること。また、その人。「—を頼む」「—してもらう」