けしん‐ごと【化身事】
歌舞伎で、神仏がこの世に現れて、奇跡や神通力を示す演技・演出。
け‐じょう【化城】
仏が神通力で造った城。
けじょう‐ゆ【化城喩】
法華七喩の一。法華経化城喩品に説く。苦しい悪路を行く隊商の指導者が、途中で幻の城を現して部下たちに希望を抱かせさらに目的地への旅を続けさせるというたとえ。小乗の悟りは大乗の悟りへ導く方便であるこ...
けじょ‐ぬま【化女沼】
宮城県北部にある湖。もと自然湖で、洪水調節などを目的として平成8年(1996)にダム化。オオハクチョウ・ヒシクイなどの飛来地。オジロワシ・オオワシなどの猛禽(もうきん)類なども生息しているため、...
け・す【化す】
[動サ変] 1 姿や形が変わる。変化する。ばける。化(か)する。「則ち—・して神となる」〈著聞集・一〉 2 仏の教えを説く。教化(きょうけ)する。「法を説きて人を—・し給ふに」〈今昔・一七・三七〉
け‐そう【化粧/仮粧】
「けしょう(化粧)」に同じ。「御身の—いといたくして」〈竹取〉
けそう・ず【化粧ず】
[動サ変]けしょうする。身づくろいをする。「我も我もと装束(さうぞ)き—・じたるを見るにつけても」〈源・葵〉
けぞく‐けちえん【化俗結縁】
世俗の人を化導(けどう)して仏法に縁を結ばせること。
け‐た【化他】
1 仏語。他人を教化すること。 2 浄瑠璃を語り、長唄をうたったりした門付け。「夜もろくろくに、—には一はなだち」〈浮・芝居気質・一〉
けちょう【化鳥】
泉鏡花の小説。明治30年(1897)、文芸雑誌「新著月刊」に掲載。著者初の口語体による小説で、全編が橋のたもとの番小屋で母親と二人で暮らす少年による語りとして書かれている。