ドライバー‐いでんし【ドライバー遺伝子】
細胞の癌化に直接関わりをもつ遺伝子の総称。癌(がん)化により正常な機能が失われる変異、新たな機能を獲得する変異の二種類があり、とくに後者は分子標的治療薬や抗体医薬の治療標的として有望視される。
ドラッグ‐デザイン【drug design】
医薬品開発の一つの方法。既知の化学物質の構造と薬理作用の関係に関する知識をもとに、その構造の一部を改変して新しい効果をもつ物質を開発する方法。
ドラッグ‐ラグ【drug lag】
海外で認可され一般的に使用されている医薬品が、日本において使用できない状態。日本の新薬承認に長時間がかかることなどが要因。癌(がん)などの治療薬で多く、未承認薬を患者が自己負担で個人輸入する例も...
ドラッグ‐リポジショニング【drug repositioning】
長期間にわたって使用され、その安全性が確実な医薬品について未知の薬効を見出し、別の疾患の治療に役立てること。既存薬再開発。ドラッグリプロファイリング。DR。
ドラッグ‐ロス【drug loss】
海外で一般的に利用されている医薬品が、日本において治験が行われず、使用できないこと。海外と日本の薬事制度や薬価の違いが原因とされる。→ドラッグラグ
ドレーズ‐テスト【Draize test】
医薬品・化粧品・洗剤などに使われる化学物質の、皮膚や粘膜に対する局所刺激性を調べる試験法の一。米国の実験医学者ドレーズの名にちなむ。
なん‐こう【軟膏】
均質な半固形状の外用薬。脂肪・ろう・ワセリン・ラノリン・マクロゴール(ポリエチレングリコール)などの基剤に医薬品を混和したもの。外傷や皮膚疾患に使われる。軟膏薬。軟膏剤。⇔硬膏。
にちべいイーユーいやくひんきせいちょうわ‐こくさいかいぎ【日米EU医薬品規制調和国際会議】
《「日米欧医薬品規制調和国際会議」とも》⇒医薬品規制調和国際会議
ニトロエタン【nitroethane】
ニトロ化合物の一。油状の無色の液体。果実のような芳香をもつ。工業的にプロパンと硝酸を加熱してニトロ化することで生産される。アルカリ金属との塩は爆発性がある。有機溶剤、燃料、医薬品の原料などに用い...
にほん‐いやくひんいっぱんめいしょう【日本医薬品一般的名称】
厚生労働省の医薬品名称調査会が定める、医薬品の一般名。医薬品名称調査会承認名。JAN(Japanese Accepted Names for Pharmaceuticals)。→国際一般名