ちくま【千曲】
長野県中北部の市。平成15年(2003)更埴(こうしょく)市、戸倉(とぐら)町、上山田町が合併して成立。戸倉上山田温泉の観光業やあんず栽培が盛ん。人口6.2万(2010)。
ちくま‐がわ【千曲川/筑摩川】
長野県を流れる信濃川の称。県境にある甲武信岳(こぶしだけ)に源を発し、佐久平を流れて善光寺平で犀川(さいがわ)と合流、新潟県に入って信濃川となる。
ちくまがわのスケッチ【千曲川のスケッチ】
島崎藤村の随筆小品集。大正元年(1912)刊。千曲川のほとり、長野県小諸(こもろ)地方の風土と、そこに生きる人々の生活を寸描したもの。
ちくま‐し【千曲市】
⇒千曲
ちくら‐の‐おきど【千座の置き戸】
祓(はらえ)のとき、罪の償いとして出す多くの品物。「八百万の神共に議(はか)りて、速須佐之男命に—を負(おほ)せ」〈記・上〉
ち‐ぐさ【千種】
[名・形動ナリ]《「ちくさ」とも》種類が多いこと。また、そのさま。いろいろ。種々(しゅじゅ)。「秋の野に乱れて咲ける花の色の—に物を思ふころかな」〈古今・恋二〉
ち‐ぐさ【千草/千種】
《「ちくさ」とも》 1 いろいろの種類の草。やちぐさ。「庭の—」《季 秋》 2 「千草色」の略。
ちぐさ‐いろ【千草色】
薄い浅葱(あさぎ)色。
ちぐさ‐がい【千種貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。浅海の海藻の上にすむ。貝殻は円錐形で殻高2センチくらい。殻表は滑らかで、色彩は個体により鮮紅色・緑褐色など変化に富む。北海道南部から南に分布。
ち‐さと【千里】
1 数多くの村里。「月清みよもの大空雲消えて—の秋をうづむ白雪」〈拾遺愚草・上〉 2 たいへん遠い道のり。せんり。「—を行くも親心、子を忘れぬと聞くものを」〈謡・隅田川〉