はん‐ぷく【半腹】
山の頂上と麓(ふもと)の中ほど。中腹。「山々の—から上だけを」〈有島・生れ出づる悩み〉
はんへいさ‐すいいき【半閉鎖水域】
⇒閉鎖性水域
はんべえ【半兵衛】
《「知らぬ顔の半兵衛」の略》わざと知らないふりをすること。また、その人。「—をきめ込む」
はん‐べそ【半べそ】
今にも泣き出しそうな顔になること。また、その顔。
はんぺい【半平】
《「はんべい」とも》はんぺん(半平)のこと。「こっちでは—を焼くと見えて、まっくろに焦げてゐらあ」〈滑・膝栗毛・六〉
はん‐ぺら【半ぺら】
1枚の紙の半分。
はんぺん【半平/半片】
《「はんぺい(半平)」の音変化。「半平」は創製者の名とも、その形からの称ともいう》魚肉をすりつぶし、ヤマノイモなどを加えて蒸した練り製品の一。方形・半月形などに作り、白くて柔らかい。おでん・澄ま...
はん‐ぼ【半簠】
底の浅い飯びつ。
はん‐ぼいん【半母音】
音声学の用語。調音のしかたは母音に近いが、単独では音節を作らず、子音的な性質をもつ音。現代東京語におけるヤ・ユ・ヨの頭音[j]、ワの頭音[w]などの類。
はん‐ぼう【半紡】
縦糸に生糸、横糸に紡績絹糸を用いた絹織物。また、縦糸に紡績綿糸、横糸に手紡綿糸を用いた綿織物。