むくげ【木槿/槿】
アオイ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉はほぼ卵形で、縁に粗いぎざぎざがある。夏から秋にかけて、紅紫色の5弁花が朝開き、夕方にしぼみ、次々と咲き続ける。中国・インドの原産。庭木などにし、花が白色...
むく‐の‐き【椋の木/樸の樹】
アサ科の落葉高木。山地に生え、高さ約20メートル。葉は卵形で、縁にぎざぎざがある。5月ごろ、淡緑色の雄花と雌花とが群がり咲く。実は球形で黒く熟し、食べられる。関東以南に分布。材は器具などに、ざら...
むし‐がれい【虫鰈】
カレイ科の海水魚。沿岸の砂泥底にすむ。全長約40センチ。体は卵円形。有眼側は暗褐色で、黒褐色の輪状紋が虫食い状に散在。干物などにする。みずがれい。
むしとり‐なでしこ【虫取撫子】
ナデシコ科の一年草。高さ約50センチ。葉は卵形で対生。5、6月ごろ、紅または白色の小花が多数咲く。茎の節から粘液を出すが、食虫植物ではない。南ヨーロッパの原産。こまちそう。はえとりなでしこ。《季 夏》
むせい‐らん【無精卵】
受精していない卵。
むつ【鯥】
スズキ目ムツ科の海水魚。深海にすみ、全長約60センチ。体は細長くて側扁し、目と口が大きく、全体に黒紫色。東北地方以南に産し、産卵期の冬が美味。卵巣もムツの子といって賞味。《季 冬》
むはいらん‐しゅっけつ【無排卵出血】
排卵を伴わない月経様の出血。排卵を促すホルモンが正常に分泌されないことによって生じる。過労やストレスなどによるホルモンバランスの乱れが大きな要因とされるが、初経後しばらくの間と閉経前にも見られる...
むほう‐とう【無縫塔】
⇒卵塔(らんとう)
むようまく‐るい【無羊膜類】
脊椎動物のうち、羊膜を欠くもの。円口類・軟骨魚類・硬骨魚類・両生類が含まれる。水生、または陸生への移行状態に位置し、産卵は一般に水中で行われる。
ムンプスウイルス【mumpsvirus】
ムンプス(流行性耳下腺炎)の原因となるウイルス。唾液腺・髄膜・精巣・卵巣・甲状腺などにも感染する。予防には生ワクチンが用いられる。