こう‐げん【抗原】
生体内に入ると抗体をつくらせる原因となる物質。一度抗体ができると、次に侵入した同じ原因物質と特異的に反応する。異種のたんぱく質や多糖類・毒素・微生物などが抗原となりうる。
こう‐げん【荒原】
1 荒れ果てた野原。荒野。 2 植物群系の一。気候条件などが厳しく、特定の植物がまばらにしか生育できない所。乾荒原(砂漠)・寒地荒原(ツンドラなど)・海岸荒原(砂丘)などに分けられる。
こう‐げん【高原】
山地にある、海抜高度の高い平原。起伏のゆるやかな台状の地形。
こうざん‐そうげん【高山草原】
森林限界以上の高山帯に発達する草原。高山植物が群生する、いわゆるお花畑になる。
こうそう‐しつげん【高層湿原】
低温・過湿で塩類の乏しい貧栄養の所にできる湿原。ミズゴケが多く、泥炭化が進んで盛り上がった所ができる。高山や高緯度地方に多い。尾瀬ヶ原・八島ヶ原など。→低層湿原
こ‐すぎはら【小杉原】
小さい判の杉原紙。江戸時代、鼻紙などに用いた。延べ紙。こすぎ。
こづかっぱら【小塚原】
現在の東京都荒川区南千住にあった江戸時代の刑場。獄門・はりつけなどの極刑が行われた。古塚原。骨ヶ原。
こてさし‐が‐はら【小手指ヶ原】
埼玉県所沢市、狭山丘陵北側にある、新田義貞と北条高時が戦った古戦場。
こ‐まつばら【小松原】
松がたくさん生えている野原。また、松原を親しんでいう。「わが命を長門(ながと)の島の—幾代を経てか神さび渡る」〈万・三六二一〉
こまど‐しつげん【駒止湿原】
福島県南西部にある湿原。駒止峠(標高1130メートル)の北側にあり、ミズバショウ・ワタスゲなど湿生植物群落が見られ国の天然記念物に指定されている。指定面積は約1.48平方キロメートル。