い・ぬ【往ぬ/去ぬ】
[動ナ変] 1 行ってしまう。去る。「旅に—・にし君しも継ぎて夢に見ゆ我(あ)が片恋の繁ければかも」〈万・三九二九〉 2 時が過ぎ去る。時が移ってその時刻になる。「暮れの—・ぬるにやと覚えて」...
いぬる【往ぬる/去ぬる】
[連体]《動詞「い(往)ぬ」(ナ変)の連体形から》過ぎ去った。去る。「—朔(ついたち)の日の夢に」〈源・明石〉
いみ‐ことば【忌み詞/忌(み)言葉】
1 宗教的な理由から、また縁起をかついで、使うのを避ける言葉。古くは斎宮で「仏」「経」などを、民間で婚礼のときに「去る」「帰る」、正月の三が日に「坊主(ぼうず)」「箒(ほうき)」などを忌んだ。 ...
いろ‐ぬき【色抜き】
[名](スル) 1 和服の染め色を抜き去ること。「—して染め直す」 2 宴会などで、芸妓などの女っ気がないこと。色気抜き。
いわ‐く【曰く】
《の名詞化。「実は」と打ち明けるべき内容の意》隠れた事情や理由。「—のありそうな古時計」 《「い(言)う」のク語法》(副詞的に用いて)言うことには。「古人—」「かぐや姫の—、なんでふ去るこ...
いん‐じ【往んじ】
《「い(往)にし」の音変化》 [名]過ぎ去った時。過去。往時。むかし。「—をとがめずと申す事候へば」〈太平記・三八〉 [連体]過ぎ去った。去る。「義仲—年の秋、宿意を達せんがために」〈平家・七〉
ウエット‐エッチング【wet etching】
半導体集積回路などの微細回路を作製する際、溶液中に回路基板を浸し、不必要な部分を腐食・分解して取り去ること。湿式エッチング。→エッチング3
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉
う・せる【失せる】
[動サ下一][文]う・す[サ下二] 1 なくなる。消える。いなくなる。「血の気が—・せる」 2 「行く」「去る」をののしっていう語。「とっとと—・せろ」 3 死ぬ。「二十九にてなむ、—・せ給ひに...
うち‐かた【内方】
1 うち。家の中。「女房と母親のみは去るべきところなければ—に残り居れば」〈露伴・辻浄瑠璃〉 2 商家で、店に対して家族の生活している所。「でっちは、又—へ聞こゆる程手本読みて手習ひするは」〈浮...