みたけ‐そうじ【御岳精進】
吉野の金峰山(きんぷせん)に参詣する人が、その前に50日から100日の間精進すること。「—にやあらむ、ただ翁びたる声に額づくぞ聞こゆる」〈源・夕顔〉
みたけ‐まいり【御岳参り】
1 吉野の金峰山(きんぷせん)に参詣すること。御峯詣り。 2 長野県の御嶽(おんたけ)神社の奥宮へ参詣すること。→御嶽山 3 巳・午の日に、京都稲荷(いなり)神社の稲荷山山頂にもうでること。
みたらし‐まいり【御手洗参り】
京都の下鴨神社の御手洗会に参詣すること。納涼をかねて御手洗川に足をつけて、無病息災を祈る行事。昔は「糺(ただす)の涼み」といわれた。御手洗詣(もう)で。糺参り。
みつ‐の‐やま【三つの山】
「熊野三山」に同じ。「—の参詣、事ゆゑなくとげ給ひしかば」〈平家・一〇〉
みのぶ‐まいり【身延参り】
身延山久遠寺に参詣すること。
むろう‐じ【室生寺】
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の大本山。山号は、宀一(べんいつ)山。もと法相宗。天武天皇10年(681)天皇の勅により役小角(えんのおづの)の開創と伝える。平安時代に興福寺の賢璟(けんけい)...
もうで【詣で】
もうでること。参詣(さんけい)。「初—」「墓—」 [補説]「永田町詣で」のように、参上・伺候の意で使うこともある。
もう・でる【詣でる】
[動ダ下一][文]まう・づ[ダ下二]《「まいず(参出)」の音変化》貴所へ行くの意の謙譲語。 1 神社・寺・墓などにお参りする。参詣(さんけい)する。「先祖の墓に—・でる」 2 貴人のもとへ行く。...
もの‐もうで【物詣で】
社寺にお参りすること。参詣(さんけい)。物参り。
やくじん‐もうで【厄神詣で】
正月19日に京都の石清水(いわしみず)八幡宮境内の疫尽堂(やくじんどう)に、厄落としのため参詣すること。厄神参り。《季 新年》