年(とし)には勝(か)て◦ない
年を取ると、健康や体力が思うようにならない。「やる気は十分だが—◦ない」
年(とし)を食(く)・う
年を取る。「あの人はかなり—・っているね」
とっこ
人をあざむいて物を取る者。かたり。「我々がものした物の分口(わけくち)取らうとは、…大胆な—め」〈浮・鬼一法眼虎の巻〉
とり【取(り)】
[名] 1 取ること。また、その人。多く他の語と複合して用いる。「音頭—」「かじ—」「月給—」 2 《多く「トリ」と書く》寄席で、最後に出演する人。「—をつとめる」 3 最後に上演・上映する呼...
とり‐あ・う【取り敢ふ】
[動ハ下二] 1 余裕をもって取る。ちゃんと取る。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「蓑も笠も—・へで、しとどにぬれて惑ひ来にけり」〈伊勢・一〇七〉 2 前もって用意する。準備する。「かね...
とり‐あ・げる【取(り)上げる】
[動ガ下一][文]とりあ・ぐ[ガ下二] 1 置かれているものを手に取って持ち上げる。手に取る。「受話器を—・げる」 2 申し出や意見を受け入れる。採用する。「緊急動議を—・げる」 3 相手のもっ...
とり‐き・る【取(り)切る】
[動ラ五(四)] 1 すべて取る。取り尽くす。「実がたくさんで一人では—・ることができない」 2 通行を断つ。遮断する。「次ぎの六畳の一部を屏風で—・って」〈蘆花・思出の記〉
とり‐くち【取(り)口】
相撲を取る手口。相撲のとり方。「うまい—」
とり‐ざかな【取り肴】
1 一つの器に盛って出し、各自が分けて取る酒の肴。 2 日本料理で、最後の中酒(ちゅうしゅ)膳に出す肴。特に珍品などを用いる。
とり‐そこな・う【取(り)損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 取るのをしくじる。取りはぐる。「平凡なフライを—・う」「代金を—・う」 2 意味を取りちがえる。理解をあやまる。「問題の意味を—・う」