とり‐はず・す【取(り)外す】
[動サ五(四)] 1 取り付けてあったものを外す。とっぱずす。「足場を—・す」「車両を—・す」 2 うっかりして取りそこなう。取りそこなって落とす。「茶わんを—・す」「機会を—・す」 3 うっか...
とり‐はな・す【取(り)離す/取(り)放す】
[動サ五(四)] 1 手に持っているものをうっかり離す。また、手もとから逃がす。「綱を—・す」 2 戸・障子などを開け広げる。「今日は非番の暇にて奥の間—・して」〈浮・伝来記・四〉
とり‐はな・つ【取り放つ】
[動タ四] 1 引き離す。別々にする。「まだ幼くおはせし折より—・ち養ひ奉らせ給ひけるほどに」〈栄花・後悔の大将〉 2 取り外す。「北の御障子も—・ちて、御簾(みす)かけたり」〈源・鈴虫〉 3 ...
とり‐はや・す【取り囃す】
[動サ四]座をにぎやかにして興をそえる。座をとりもつ。「御くだもの参りなど—・して、御前にも参らせ給ふ」〈枕・一八四〉
とり‐はらい【取(り)払い】
取り払うこと。
とり‐はら・う【取(り)払う】
[動ワ五(ハ四)]すっかり取ってなくしてしまう。全部取り除く。撤去する。とっぱらう。「足場を—・う」
とり‐ばい【取(り)灰】
かまどから取り出した灰。また、わらを焼いて作った灰。
とり‐ばかま【取り袴】
袴の股立(ももだ)ちを取ること。「人も追はぬに—して」〈平家・二〉
とり‐ばし【取(り)箸】
盛り合わせにした料理などの取り分けに使う箸。→直箸(じかばし)
とり‐ばみ【取り食み】
大饗(たいきょう)の料理の残りを庭上に投げ、下衆(げす)に与えること。また、それを食べる者。「—といふもの、男(をのこ)などのせむだにいとうたてあるを」〈枕・一四二〉 [補説]一説に「鳥食み」の...