こうしん‐き【口唇期】
精神分析用語。小児性欲の発達の第一段階。乳首などを吸う行為によって、その刺激で口唇に快感を得ている、生後18か月ぐらいまでの時期。
こうしん‐こうがいれつ【口唇口蓋裂】
上唇や上あごが生まれつき割れている状態。胎児期に左右の口唇または口蓋の突起が顔面の中央で完全に癒合しなかったことによって生じる。出生後、適切な時期に手術や言語訓練などの適切な治療を受ける必要があ...
こうしん‐せいかく【口唇性格】
精神分析用語。成長したのちも、発達が口唇期に固着していることによって生じる性格類型。受動的・依存的な性格傾向を示す。
こうしん‐ヘルペス【口唇ヘルペス】
単純ヘルペスウイルスの感染によって唇やそのまわりに水ぶくれができる病気。ウイルスは三叉神経節に潜伏し、通常は無症状だが、免疫力の低下をきっかけとして再活性化し、再発を繰り返すことがある。
こうしん‐れつ【口唇裂】
顔面奇形の一。先天的に口唇が縦に裂けているもの。欠唇。兎唇(としん)。
こう‐じ【口耳】
口と耳。
口耳(こうじ)四寸(しすん)の学(がく)
《「荀子」勧学から。口と耳との間でする学問の意》聞いたことをそのまま人に伝えるだけの、身につかない学問。受け売りの学問。
こう‐じつ【口実】
1 言い逃れや言いがかりの材料。また、その言葉。「病気を—に欠席する」「—を与える」「—をさがす」 2 日ごろよく口にする言葉。言いぐさ。「朝暮の—として誦しける」〈今昔・一五・四三〉
口耳(こうじ)の学(がく)
「口耳四寸の学」に同じ。
こう‐じゅ【口入】
[名](スル) 1 「くにゅう(口入)1」に同じ。「今は何事も—に及ばず」〈盛衰記・一八〉 2 「くにゅう(口入)2」に同じ。「俊寛は随分入道が—をもって人となったる者ぞかし」〈平家・三〉