口舌(こうぜつ)の争(あらそ)い
《「史記」留侯世家から》言い争い。口げんか。口論。
口舌(こうぜつ)の徒(と)
言葉は達者であるが実行力の伴わない人を軽蔑していう言葉。
口舌(こうぜつ)の雄(ゆう)
弁舌にはすぐれているが実行力の伴わない人を皮肉っていう言葉。
こう‐そう【口奏】
口頭で申し上げること。
こう‐たつ【口達】
[名](スル)《「こうだつ」とも》口頭で伝達すること。言い渡すこと。また、その言葉。
こう‐たん【口端】
口先(くちさき)。口先の言葉。口の端(は)。
こう‐ちゅう【口中】
1 くちのなか。「—に含む」 2 接吻(せっぷん)。「好色の家にては—をたしなむこと最上の業なり」〈色道大鏡・二〉
口中(こうちゅう)の雌黄(しおう)
《「晋書」王衍伝から。「雌黄」は、昔中国で黄紙の誤字を塗り消すのに用いた顔料》自分の言説の誤りを訂正すること。
口中(こうちゅう)の虱(しらみ)
《「韓非子」内儲説上から。口の中の虱はたやすくかみつぶされるところから》きわめて危険であることのたとえ。
こうちゅう‐やく【口中薬】
口内疾患の治療、または口内衛生のために用いる薬。