もの‐まえ【物前】
1 いくさが始まる直前。「—にて腰立たず無性になる人は本の臆病者とて」〈甲陽軍鑑・一四〉 2 正月・盆・節句などの前。物日の前。「はや極月も二十八日、しかも小の晦日(つごもり)なるに、今日と明日...
もも‐の‐せっく【桃の節句】
3月3日の節句。上巳(じょうし)の節句。雛(ひな)祭り。桃の日。《季 春》「みよしのの里にも—かな/梅室」
もりたけせんく【守武千句】
俳諧集。1冊。荒木田守武著。天文9年(1540)成立。慶安5年(1652)刊。伊勢大神宮に奉納した独吟千句を集めたもので、俳諧式目の基準ともなった。誹諧之連歌独吟千句。飛梅千句。
もん‐く【文句】
1 文章中の語句。文言。「気のきいた—」「殺し—」 2 歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう。「歌の—」 3 相手に対する言い分や苦情。不服。「弁償してもらえるのなら—はない」
もん‐ごん【文言】
文章中の語句。文句。また、言葉。「手紙の—」
もん‐さく【文作】
酒席などで即席におかしみのある文句を作ること。また、その文句。「さまざまの—尽くし」〈浮・禁短気・一〉
もん‐じん【問訊】
[名](スル) 1 問いたずねること。聞きただすこと。訊問。「即今各国人より—するの節」〈公議所日誌〉 2 禅宗の礼法で、合掌低頭すること。本来はそのあと安否を尋ねた。 3 降参すること。「この...
もん‐ちゃく【悶着/捫着】
[名](スル)《「もんぢゃく」とも》 1 感情や意見の食い違いから起こるもめごと。いさかい。「—を起こす」「一(ひと)—ありそうだ」「芳太郎がお袋と長いあいだ—した挙句に」〈秋声・足迹〉 2 好...
やかず‐はいかい【矢数俳諧】
俳諧形式の一。一昼夜または1日の間に独吟で句数の多さを競う俳諧興行。京都三十三間堂の通し矢の数を競うのに倣ったもの。初め大句数(おおくかず)と称した。延宝5年(1677)大坂生玉(いくたま)の本...
やく【訳】
1 訳すこと。また、その文章や語句。翻訳。「英文に日本語の—をつける」「源氏物語の現代語—」 2 漢字の訓。