たたき‐おと・す【叩き落(と)す】
[動サ五(四)] 1 たたいて落とす。「柿の実を—・す」 2 その地位などから力ずくで下ろす。「社長のいすから—・す」
たたき‐かえ・す【叩き返す】
[動サ五(四)] 1 たたかれた仕返しに、こちらが相手をたたく。 2 たたき付けるようにして持ち主に返す。「そんなはした金は—・してやればいい」
たたき‐がね【叩き鉦】
仏具の一。念仏のとき、座に伏せて撞木(しゅもく)でたたき鳴らす鉦。伏せ鉦。鉦鼓(しょうこ)。
たたき‐き・る【叩き切る】
[動ラ五(四)] 1 たたいて切る。「ロープを石で—・る」 2 勢いよく切る。切ることを強調していう語。「一刀のもとに—・る」
たたき‐こ・む【叩き込む】
[動マ五(四)] 1 たたいて深く入れる。勢いよく打ち込む。「楔(くさび)を—・む」 2 乱暴に中へ入れる。ぶちこむ。「牢(ろう)へ—・む」 3 厳しく教え込む。しっかりと覚えさせる。「芸のいろ...
たたき‐ころ・す【叩き殺す】
[動サ五(四)]たたいて殺す。なぐり殺す。また、殺すことを強調していう語。ぶちころす。「棒で—・す」
たたき‐こわ・す【叩き壊す】
[動サ五(四)]たたいてめちゃめちゃに破壊する。「壺を—・す」
たたき‐ごぼう【叩き牛蒡】
牛蒡を切ってゆで、すりこぎなどでたたいて、ごま酢や甘酢で味をつけたもの。おせち料理によく用いる。《季 新年》
たたき‐ごま【叩き独楽】
白木のままの、高さ4、5センチのこま。竹または木の棒の端に細長いきれをつけ、これをむちにしてたたいて回す。
たたき‐た・てる【叩き立てる】
[動タ下一][文]たたきた・つ[タ下二]しきりにたたく。「間拍子おもしろく畳を—・てる音」〈万太郎・ゆく年〉