しりょう‐へんさんじょ【史料編纂所】
東京大学に付置する研究所。日本史の史料の研究および編集・出版を目的とする。明治2年(1869)創設の史料編輯(へんしゅう)国史校正局に始まり、修史局・修史館を経て、現在、大日本史料・大日本古文書...
しんさるがくき【新猿楽記】
平安後期の随筆。1巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。康平年間(1058〜1065)の成立か。猿楽見物の一家に託し、当時の庶民の風俗などを漢文で描く。生活史料として重要。
じゆう‐の‐いえ【自由の家】
《Casa de la Libertad》ボリビア中南部の都市スクレの市街中心部にある建物。五月二十五日広場に面する。1825年、スペインからの独立の調印が行われた場所として知られる。現在は独立...
じょうぐうしょうとくほうおうていせつ【上宮聖徳法王帝説】
《「帝説」は「たいせつ」とも》聖徳太子に関する系譜・伝記などを集成した記録。1巻。編者未詳。平安中期の成立といわれ、記紀に対して異説を含み、古代史の貴重な史料とされる。法王帝説。
じんぐう‐ちょうこかん【神宮徴古館】
三重県伊勢市にある、伊勢神宮の宝物や史料などを陳列する博物館。明治42年(1909)完成。
すいじんろく【吹塵録】
江戸幕府の財政関係の文書・記録などを集録した史料集。勝海舟編。35冊。明治20年(1887)成立。続編として「吹塵余録」10冊がある。
せんし‐じだい【先史時代】
文献的史料の存在しない時代。日本では旧石器時代から弥生時代をさす。ただし、弥生時代を原史時代とみる説もある。→歴史時代
せん‐ろく【選録】
[名](スル)選び出して記録すること。「史料として—する」
ぜんりんこくほうき【善隣国宝記】
室町中期の外交史書。3巻。瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)著。文明2年(1470)ごろ成立。古代から室町中期に至る日本と中国・朝鮮半島との外交史と、室町幕府の外交文書などからなる。日本外交の通史で...
たいき【台記】
平安時代の公卿藤原頼長の日記。12巻。保延2年(1136)から久寿2年(1155)までの部分が現存。鳥羽院政期の基本史料。宇治左府記。宇左記。宇槐記。槐記。治相記。