つり‐かわ【吊り革/釣(り)革】
電車やバスで、立っている客がからだを支えるためにつかまる、上からつるされた輪。 [補説]もとは革製。現在では主に合成樹脂の帯が使われており、「吊り手」ともよばれる。
つり‐がき【釣(り)書(き)/吊り書(き)】
1 縁談にあたり、双方で取り交わす身上書(しんじょうしょ)。つりしょ。 2 系図。つりぶみ。「代々楠が—、家に伝へし武道具の目録持参して」〈浮・新可笑記〉
つり‐ぎ【釣(り)木/吊り木】
天井や棚などをつって支えるための細長い木。
つり‐こうこく【吊り広告】
電車・バスなどの中に吊り下げるポスター。
つり‐さが・る【釣(り)下(が)る/吊り下(が)る】
[動ラ五(四)]つりさげた状態になる。「軒に風鈴が—・っている」
つり‐さく【吊り索】
物を吊り下げて、上下に移動させるためのロープやワイヤーなどをいう。スリング。
つり‐さ・げる【釣(り)下げる/吊り下げる】
[動ガ下一][文]つりさ・ぐ[ガ下二]つるして下げる。ぶらさげる。つるす。「軒に提灯(ちょうちん)を—・げる」
つり‐せいろう【吊り井楼】
戦陣で用いた井楼の一。滑車で上下する箱に人を入れてつり上げ、敵情を偵察したもの。
つり‐だし【吊り出し】
相撲のきまり手の一。両まわしを引いて相手のからだをつり上げ、土俵の外へ運び出す技。
つり‐だ・す【釣(り)出す/吊り出す】
[動サ五(四)] 1 だまして誘い出す。おびきだす。「甘言で—・す」 2 (吊り出す)相撲で、相手のからだをつり上げて土俵の外に出す。