こく‐ふう【谷風】
1 春先、東方から吹いて万物を生長させるという風。東風。穀風。 2 谷を吹く風。また、谷底から吹き上げる風。たにかぜ。
こころ‐ぼそ・い【心細い】
[形][文]こころぼそ・し[ク] 1 頼るものがなく不安である。「一人だけで行くのは—・い」「たくわえが—・い」⇔心強い。 2 何となく寂しく感じられる。ものさびしい。「松の梢吹く風の音—・くて...
こ‐すい【鼓吹】
[名](スル)《鼓(つづみ)を打ち、笛を吹く意から》 1 元気づけ、励ますこと。鼓舞。「士気を—する」 2 意見や思想を盛んに唱えて、広く賛成を得ようとすること。「民主主義を—する」
こち【東風】
東の方から吹いてくる風。ひがしかぜ。《季 春》「—吹くや山一ぱいの雲の影/漱石」
このした‐かぜ【木の下風】
木の下を吹く風。「桜散る—は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける」〈拾遺・春〉
このめ‐どき【木の芽時】
樹々が新芽を吹くころ。早春。《季 春》「夜の色に暮れゆく海や—/石鼎」
胡馬(こば)北風(ほくふう)に依(よ)る
《「文選」古詩十九首の「胡馬北風に依り、越鳥南枝に巣くう」から》胡馬は北風の吹くたびに胡国を慕っていななく。故郷の忘れがたいことのたとえ。胡馬北風に嘶(いば)う。
こ‐ふう【湖風】
湖の周辺で湖水と陸地の温度差によって生じる局地的な風。昼間は陸地の気温が高くなるので風は湖から外側に向かって吹き、夜間は外側から湖に吹く。日本では琵琶湖周辺で起こることが知られている。
こ‐ろ【子等】
《「ろ」は接尾語。上代東国方言》「こら(子等)」に同じ。「小菅ろの末(うら)吹く風のあどすすかかなしけ—を思ひすごさむ」〈万・三五六四〉
ごう‐てき【号笛】
合図のために吹く笛。