ご‐じん【吾人】
[代] 1 一人称の人代名詞。わたくし。「諸君、請う—をして…蟻(あり)の社会を観察するところあらしめよ」〈河上肇・貧乏物語〉 2 一人称複数の人代名詞。われわれ。「世間若し愛情なくんば恐らくは...
ご‐そう【吾曹】
[代]一人称の人代名詞。われわれ。われら。吾人。
わ【我/吾/和】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたくし。「大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈万・七九九〉 [接頭]名詞・代名詞に付く。 1 親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」「保つべき様...
わ‐おとこ【我男/吾男/和男】
[代]二人称の人代名詞。対等以下の男性に向かって、親愛または軽んじる気持ちをこめてよぶ語。きさま。おまえ。「—、かしこにありしときは言はで」〈宇治拾遺・七〉
わ‐おもと【我御許/吾御許/和御許】
[代]二人称の人代名詞。女性に向かって、親愛の気持ちで、また、多少の敬意をこめて呼ぶ語。そなた。おまえ。「—は物に狂ふか」〈今昔・二八・一〉
わ‐おんな【我女/吾女/和女】
[代]二人称の人代名詞。女性に向かって、親愛または軽んじる気持ちをこめていう語。おまえ。「なぞ—め、佐多がと言ふべきことか」〈宇治拾遺・七〉
わ‐が【我が/吾が】
[連体]《代名詞「わ」に格助詞「が」の付いた語から》 1 話し手のものであること、また、関係あるものであることを表す。わたしの。われわれの。「—子」「—国」「—母校」 2 (多くは固有名詞の上に...
わが‐こと【我が事】
自分に関係のあること。自分のこと。「友の成功を—のように喜ぶ」
わが‐たたみ【我が畳】
[枕]幾重も重ねて敷く意から、地名「三重(みへ)」にかかる。「—三重の川原の磯の裏に」〈万・一七三五〉
我(わ)が田(た)へ水(みず)を引(ひ)く
自分に都合のよいように取り計らうことのたとえ。我田引水(がでんいんすい)。