ひとまる‐えいぐ【人丸影供】
柿本人麻呂を歌聖として祭り、和歌を献じて供養する歌合わせ・歌会。平安末期から行われた。人丸供(ひとまるく)。人丸供養。人麻呂影供。
ひとめ‐づつみ【人目包み】
人の見る目をはばかって隠れること。和歌では、「包み」を「堤(つつみ)」に掛けて用いることが多い。「思へども—の高ければ河とみながらえこそ渡らね」〈古今・恋三〉
ひともじ‐だい【一文字題】
和歌や連歌などで、漢字1文字を題としたもの。また、その題。
ひのくま‐じんぐう【日前神宮】
和歌山市秋月にある神社。旧官幣大社。祭神は、石凝姥命(いしこりどめのみこと)の最初に作った鏡という日像鏡(ひかたのかがみ)を神体とする日前大神。境内に国懸(くにかかす)神宮がある。
ひのみさき【日ノ御埼】
和歌山県中西部、紀伊半島西端の岬。灯台がある。煙樹海岸県立自然公園の一部。日ノ岬。
ひゃく‐しゅ【百首】
1 100の和歌。 2 「百首歌」の略。
ひゃくしゅ‐うた【百首歌】
100首の和歌を集めたもの。一人で100首詠むもの、一人1首を100首集めたものなどがある。百首の歌。百首和歌。
ひら‐てん【平点】
和歌・俳諧などの評点の一。普通の出来のものにつけるしるしで、上から句の終わりまで線を引くもの。珍重に次ぐ評点。ひら。
ひらの【平野】
京都市北区、衣笠山の東麓の地名。和歌では、ふつうその地にある平野神社をさす。[歌枕]「ちはやぶる—の松の枝しげみ千代も八千代も色はかはらじ」〈拾遺・賀〉 大阪市南部の区名。中世は堺と並ぶ商業...
ひろた‐じんじゃ【広田神社】
兵庫県西宮市にある神社。旧官幣大社。祭神は天照大神の荒魂(あらみたま)である撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)。和歌に霊験ある神として信仰された。