アデノイド【adenoids】
咽頭扁桃(いんとうへんとう)が病的に肥大した状態。子供に多く、鼻詰まり・口呼吸・いびき・難聴・注意力低下などが現れる。腺様増殖症。咽頭扁桃肥大症。
いん‐こう【咽喉】
1 咽頭と喉頭。のど。 2 交通の要衝にあたる通路。「抑(そもそも)品川は江府の—にして」〈条野有人・近世紀聞〉
いんとう‐えん【咽頭炎】
咽頭の粘膜の炎症。多くは細菌の感染による。のどが赤くはれ、痛み・発熱をみることが多い。
いんとう‐おん【咽頭音】
音声学で、咽頭の後壁に舌根を接近させて調音される、しわがれたうなり声のような摩擦音。アラビア語などにみられる。
いんとう‐か【咽頭化】
[名](スル) 音声学で、[t]や[s]などの子音が舌根の咽頭後壁への接近を伴って調音されること。
いんとう‐し【咽頭歯】
魚類の咽頭部にある歯。コイやベラのものは大きく、貝や甲殻類をこれで割って食べる。
えら‐あな【鰓孔】
1 えらの後方にある水の排出口。 2 脊椎動物の発生の途中でできる、咽頭部と外界との連絡口。鰓裂(さいれつ)。さいこう。
おんせい‐きかん【音声器官】
人間が音声を発する際に活用する器官。肺・気管・喉頭(こうとう)・咽頭(いんとう)・声帯・鼻腔・口腔や、舌・歯・唇など。
から‐えんげ【空嚥下】
[名](スル)口に物がない状態で、唾を飲み込むこと。嚥下障害のリハビリとして、咽頭の残留物を流し、誤嚥を防ぐために行われる。
クラリスロマイシン【clarithromycin】
マクロライド系抗生物質の一。放線菌の一種が産生するエリスロマイシンを半合成したもの。酸に安定で、胃酸で分解されない。咽頭炎、気管支炎、肺炎などの気道感染症に用いられる。