やつぶさ‐の‐うめ【八房の梅】
梅の一品種。花は白く八重咲きで、雌しべが数本あり、一つの花に4〜7個の実を結ぶ。座論梅(ざろんうめ・ざろんばい)。やつぶさうめ。
やなか‐しょうが【谷中生姜】
葉生姜の品種の一つ。芽の根本が赤く、初夏に出荷される。江戸期に谷中の特産品だった。
やぶ‐つばき【藪椿】
野生のツバキ。海岸や山地に自生し、春、赤い5弁花が咲く。本州以南に分布。これをもとに園芸品種の多くが作られた。やまつばき。《季 春》
やまだ‐にしき【山田錦】
稲の一品種。日本酒醸造に最適とされる。米は大粒で脂肪・たんぱく質の含有量が少ない。兵庫県立農事試験場で開発、昭和11年(1936)に命名された。主産地は兵庫県。 [補説]主食用には向かない。
やまと‐いも【大和芋】
1 ナガイモの一品種。芋は手のひら状の塊をなす。とろろなどにして食べる。 2 サトイモの一品種。芋は淡紅色。
ゆき‐な【雪菜】
1 雪国地方で、雪の中で栽培する菜類。雪によって軟らかく生育する。 2 コマツナの栽培品種。雪に埋もれてから出る白い花茎を食用とする。山形県米沢の名産。
ゆり‐ずいせん【百=合水仙】
ユリズイセン科の多年草。球根からユリに似た葉と花を出す。南アメリカの原産で、野生種のほか多くの園芸品種がつくられている。アルストロメリア。
ようきひ‐ざくら【楊貴妃桜】
サトザクラの一品種。花は八重で4月ころ咲き、花びらは淡紅色であるが先端は濃紅色。奈良興福寺の僧玄宗がめでたことからの名という。《季 春》「むれ落ちて—尚あせず/久女」
よどがわ‐つつじ【淀川躑躅】
ツツジの一種。朝鮮半島および対馬に自生するチョウセンヤマツツジの園芸品種。葉は細長く、4、5月ごろ、八重咲きで香りのある紫紅色の花を開く。観賞用。
よれ‐すぎ【縒れ杉】
杉の園芸品種。葉が湾曲していて、枝に螺旋(らせん)状に巻きつく。庭木などにする。