から‐てんじく【唐天竺】
中国とインド。非常に遠い所のたとえ。「—の果てまでも」
から‐と【唐櫃】
「からびつ」に同じ。「—、米櫃、灰俵、打ち返してぞ捜しける」〈浄・冥途の飛脚〉
から‐とじ【唐綴じ】
1 中国風の書物のとじ方。胡蝶装(こちょうそう)・粘葉装(でっちょうそう)など。→大和綴(やまとと)じ 2 袋とじのこと。
から‐とり【唐鳥】
オウム・クジャクなどの、外国産の鳥。「大納言殿より—いんこうまゐる」〈御湯殿上日記〉
からとり‐の‐あと【唐鳥の跡】
《鳥の足跡から漢字が作られたという伝説から》漢字。また、漢学。
から‐ど【唐戸】
開き戸式の扉。古くは板唐戸であったが、のちには桟唐戸(さんからど)が多く用いられた。
から‐な【唐名】
1 中国風の名称。また、中国での名称。→大和名(やまとな) 2 律令制の官職の名を中国風によんだ呼び方。例えば、太政大臣(だいじょうだいじん)を相国(しょうこく)、大納言を亜槐(あかい)・亜相(...
から‐なし【唐梨】
1 バラ科のカリンの別名。 2 赤い実のリンゴ。〈和名抄〉
から‐なっとう【唐納豆】
「寺納豆(てらなっとう)」に同じ。《季 夏》
から‐なつめ【唐棗】
サネブトナツメの別名。