よく・する【善くする/能くする】
[動サ変][文]よく・す[サ変] 1 十分に手落ちなくする。巧みに行う。「詩文を—・する」 2 することができる。なしうる。「これだけの仕事は素人の—・するところでない」 3 (「よくしたもので...
よく‐ぞ【善くぞ】
[副]《「ぞ」は強意の係助詞》よくもまあ。本当によく。「—がんばった」「—言ってくれた」
よく‐も【善くも】
[副]「よく」を強めた言い方。賞賛・驚き・意外・憎しみなどの気持ちをそえる。よくまあ。「—こんなに食べたものだ」「—殴ったな」
よく‐よく【善く善く/能く能く】
《「よく」を重ねて強調した語》 [形動][文][ナリ] 1 他に適当な方法がなく、やむを得ずそうするさま。よほど。よくせき。「—な理由があるらしい」「あの男が頭を下げるのだから、—のことだ」 ...
よ‐げ【善げ】
[形動ナリ]よいさま。よさそうなさま。「皆人は—に寝(ぬ)れども」〈讃岐典侍日記・下〉
よ‐さ【良さ/善さ/好さ】
よいこと。よい状態。また、その度合い。「盆栽の—が分かる年になる」「人柄の—がにじみ出た文章」
よさ‐げ【良さげ/善さげ】
[形動]《形容詞「よい」の名詞形「よさ」に接尾語「げ」の付いた語》俗に、よさそうなようすだ。よさそうである。「けっこう—な番組」「気持ち—に歌う」→さりげない[補説] →何気ない[補説]
よ‐さま【善様/好様】
[形動ナリ]よいさま。よいよう。「人の御名を—に言ひ直す人は難きものなり」〈源・夕霧〉
よし‐あし【善し悪し/良し悪し】
1 よいことと悪いこと。よいか悪いか。ぜんあく。よしわるし。「—を見分ける」「事の—をわきまえない」 2 よいとも悪いともすぐには判断できかねる状態であること。よしわるし。「まじめすぎるのも—だ」
よしみね‐でら【善峰寺】
京都市西京区にある天台宗の寺。山号は、西山。西国三十三所第20番札所。長元2年(1029)源算の開創。応仁の乱で焼失したが、江戸時代に徳川綱吉の母桂昌院の援助で再興。