こうじょう‐なんこつ【甲状軟骨】
喉頭(こうとう)にある最大の軟骨。喉頭全体を鎧(よろい)状に保護している。頸部(けいぶ)前面中央の隆起したところはのどぼとけと呼ばれ、男子では特に発達が顕著である。
こうとう‐えん【喉頭炎】
喉頭の炎症。しわがれ声・のどの痛み・異物感・せきなどの症状がある。喉頭カタル。
こうとう‐カタル【喉頭カタル】
⇒喉頭炎
こうとう‐がい【喉頭蓋】
喉頭の入り口を覆う、ふた状のもの。舌根のすぐ後ろにある高まりで、飲食物が食道へ行くように喉頭をふさぐ。会厭(ええん)。
こうとうがい‐なんこつ【喉頭蓋軟骨】
喉頭蓋の中にある軟骨。
こうとう‐がん【喉頭癌】
喉頭にできる悪性腫瘍(あくせいしゅよう)。声門にできることが多く、しわがれ声・嚥下(えんげ)痛・喘鳴(ぜんめい)などの症状が現れる。
こうとう‐きょう【喉頭鏡】
喉頭内部を診察する医療器具の一。金属の柄の先に、小さな鏡を取り付けたもの。
こうとう‐けっかく【喉頭結核】
肺の結核病巣から結核菌が喉頭に運ばれて起こる二次性の結核。声がしわがれ、物をのみ込むときに痛みがあり、せき・たんが増えるなどの症状を呈する。
こうとう‐けっせつ【喉頭結節】
喉頭の甲状軟骨の上端にある突起。男子では特に隆起がいちじるしい。喉頭隆起。のどぼとけ。
こきゅうき‐けい【呼吸器系】
呼吸を営む各器官の集まり。肺と、それに連絡する鼻腔(びくう)・咽頭・喉頭・気管・気管支など。