い‐かつ【威喝】
[名](スル)どなったりして、人を脅すこと。「いたずらっ子を—する」
いっ‐かつ【一喝】
[名](スル) 1 ひと声、大声でしかりつけること。大喝(たいかつ)。「—して、追い払う」 2 禅家で、悟りを得させるために加える𠮟咤(しった)。喝。
かつ【喝】
[感]禅宗で、修行者をしかるときなどに大きな声で発する語。
かつ【喝】
[常用漢字] [音]カツ(漢) 1 相手を制止するため大声でどなる。「喝破/一喝・大喝」 2 やんやと声を掛ける。「喝采(かっさい)」 3 おどす。「威喝・恐喝・恫喝(どうかつ)」
きょう‐かつ【恐喝/恐愒/恐猲】
[名](スル)相手の弱みなどにつけこみおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。「収賄をねたに—する」
きょ‐かつ【虚喝】
[名](スル)虚勢をはっておどかすこと。からおどし。「怒濤、暴風、疾雷、閃雷は自然の—である」〈独歩・空知川の岸辺〉
しゃ‐かつ【沙喝】
「沙弥喝食(しゃみかっしき)」の略。
だい‐かつ【大喝】
[名](スル)大きな声でしかりつけること。また、その声。「—一声」「思いとどまれと—して」〈露伴・新浦島〉
どう‐かつ【恫喝/恫愒】
[名](スル)人をおどして恐れさせること。おどし。「—して寄付を強要する」