おに‐だいこ【鬼太鼓】
新潟県佐渡地方で春の祭礼などに行われる民俗芸能。黒頭青面の雄鬼と白頭赤面の雌鬼とが大太鼓を打ち獅子2頭がからむものが多い。おんでこ。
おにび‐たき【鬼火焚き】
九州地方で正月7日に行う火祭り。左義長(さぎちょう)。
おの‐おれ【斧折】
カバノキ科の落葉高木。中部地方の北部山岳地帯に自生。樹皮は灰色。葉は広卵形で縁に不規則なぎざぎざがある。初夏、黄褐色の尾状の雄花と、円筒状の上向きの雌花をつける。材が非常に堅い。あずさみねばり。
おはりだ【小墾田】
奈良県高市郡飛鳥(あすか)地方のこと。「—の板田の橋の壊(こほ)れなば桁(けた)より行かむな恋ひそ我妹(わぎも)」〈万・二六四四〉
おばこ
(東北地方で)少女。娘。
お‐ばん【御晩】
[感](「御晩です」「御晩でございます」などの形で)北海道・東北地方などで使われる、夜のあいさつ。こんばんは。
オパバ【Opava】
チェコ東部、モラバ地方の都市。オドラ川(オーデル川)の支流オパバ川沿いに位置し、ポーランドとの国境に近い。オーストリア継承戦争後、第一次大戦までオーストリア領シレジアの首都となった。シレジア劇場...
お‐ひたき【御火焚/御火焼】
京阪地方で、陰暦11月に行われる火祭り。寺社で広く行われた。火をたき、神酒(みき)を供え、神楽を奏する。おほたき。《季 冬》「—や霜うつくしき京の町/蕪村」
お‐びしゃ【御歩射】
正月に徒歩(かち)で弓を射て、その結果で1年の豊凶を占う神事。関東地方東部では、祭りの共同飲食だけになったところが多い。→百手(ももて)祭り
お‐びと【首】
《「おおひと(大人)」の音変化という》 1 長官。首領。「汝(な)は我が宮の—たれ」〈記・上〉 2 古代の姓(かばね)の名の一。伴造(とものみやつこ)など地方の小豪族に与えられた。おうと。