おおさか‐じょう【大坂城/大阪城】
大阪市中央区にある城。豊臣秀吉が石山本願寺跡に、天正11年(1583)から3年かけて築いた。名古屋城・熊本城とともに三名城の一。元和元年(1615)大坂夏の陣で落城し焼失。江戸時代に再建され、幕...
おおさか‐じょうだい【大坂城代】
江戸幕府の職名。5、6万石の譜代大名を任命。大坂城に駐在し、城下や畿内の治安・警備、および西国諸大名の動向の監視にあたった。
おおさか‐じょうばん【大坂定番】
江戸幕府の職名。大坂城に在勤し、大坂城代を補佐して京橋口・玉造口の警備を担当。
おおさか‐つち【大坂土】
壁の上塗りに使う、赤みを帯びた黄色い土。大坂の四天王寺付近のものが上等とされた。
おおさかどうじま‐しょうひんとりひきじょ【大阪堂島商品取引所】
商品先物取引法に基づいて、上場商品・商品指数の先物取引を行うために必要な市場を開設・運営する会員商品取引所。本社は大阪市西区。昭和27年(1952)に大阪穀物取引所として設立。平成5年(1993...
おおさか‐なつのじん【大坂夏の陣】
元和元年(1615)夏、徳川方が冬の陣の和議の条件に反して大坂城内堀を埋めたため豊臣方が兵を挙げ、徳川家康らに攻め落とされた戦い。淀君(よどぎみ)と秀頼の母子は自害し、豊臣氏は滅亡。→大坂冬の陣
おおさか‐にわか【大阪俄】
江戸時代、大坂で流行した、こっけいを主とするしろうとの即興芝居。のちに寄席演芸として発達。また、曽我廼家(そがのや)劇のもととなった。→俄狂言
おおさか‐の‐じん【大坂の陣】
徳川家康が豊臣氏を滅ぼした戦い。慶長19年(1614)冬の戦いを大坂冬の陣、元和元年(1615)夏に再開された戦いを大坂夏の陣という。
おおさか‐ふゆのじん【大坂冬の陣】
慶長19年(1614)冬、京都、方広寺の鐘銘事件を口実に徳川家康が豊臣氏を大坂城に攻めた戦い。秀頼の軍の奮戦で城は落ちず、いったん和議を結んだ。→大坂夏の陣
おおさか‐まちぶぎょう【大坂町奉行】
江戸幕府の職名。大坂に在勤し、大坂の市政と、摂津・播磨(はりま)・河内(かわち)・和泉4か国の幕府直轄地の訴訟を担当した。東西各一人の奉行が1か月交替で執務。→町奉行