はち‐へいじ【八平氏】
《「はちへいし」とも》桓武平氏の末流で関東に勢力を張った、千葉・上総(かずさ)・三浦・土肥・秩父・大庭(おおば)・梶原・長尾の八氏。坂東八平氏。
はっ‐しん【発進】
[名](スル) 1 飛行機や軍艦・部隊などが、基地から出発すること。「全機—せよ」「緊急—」 2 自動車を発車させること。「坂道を—する」 3 行動を起こすこと。また、動き始めること。「リーグ戦...
はつ‐おい【初老い】
40歳のこと。また、老年になりかけた年ごろ。しょろう。「年たてば我れも—の四十の坂」〈一葉・われから〉
はつはる‐きょうげん【初春狂言】
歌舞伎で、正月に上演する狂言。また、その興行。古くは正月2日を初日としたが、のち15日などになり、江戸では曽我(そが)狂言を演じる慣習があった。京坂では二の替わりといった。春狂言。春芝居。初春興...
はですがたおんなまいぎぬ【艶容女舞衣】
浄瑠璃。世話物。3巻。竹本三郎兵衛・豊竹応律らの合作。安永元年(1772)大坂豊竹座初演。三勝・半七の情話を描いたもので、「酒屋」の段が有名。
はな‐つみ【花摘み】
1 野原などで草花を摘み取ること。また、その人。 2 昔、比叡山戒壇堂で仏生会が行われる4月8日に、この日を限って登山を許された女人が坂本の花摘堂に詣でた行事。
はなはさくらぎ【花はさくら木】
辻原登の歴史冒険小説。江戸時代中期の京・大坂を舞台とする。平成18年(2006)刊。同年、第33回大仏次郎賞受賞。
はま‐がわ【浜側】
1 浜のある側。浜に沿った側。 2 江戸時代、大坂で、川に沿った道の、川岸の側。特に、道頓堀の川沿いの、芝居茶屋などのある側。「—でししなさるも」〈滑・膝栗毛・八〉
はま‐しばい【浜芝居】
江戸時代、大坂の道頓堀の浜側(北側)にかかった小芝居。転じて、大阪で一般に小芝居をいう。
はま‐ぜせり【浜挵り】
江戸時代、大坂で、河岸をうろついて下級の娼婦をあさること。「日が暮れると—」〈浄・阿波鳴渡〉