みょうつう‐じ【明通寺】
福井県小浜市にある真言宗御室派の寺。山号は、棡(ゆずり)山。大同元年(806)坂上田村麻呂の創建と伝える。鎌倉時代に建立の本堂・三重塔は国宝。中世の文書を多数所蔵する。
みょうぼう‐はかせ【明法博士】
明法道の教官。平安中期以降は、坂上・中原両家の世襲となった。
みょうもん‐は【妙聞派/妙文派】
平曲の流派の一。室町時代に八坂流の森沢城聞(法名妙聞)が始めたもの。城聞派。
むいか‐ぎり【六日限】
江戸と大坂の間を片道6日で走った飛脚の称。六日飛脚。「無事とある状に落着く—」〈柳多留・七四〉
むぎしなず【麦死なず】
石坂洋次郎の中編小説。昭和11年(1936)刊行。妻が共産主義運動にかぶれ、愛人の党員作家を追って上京してしまう事態に陥った地方教師の葛藤を描きつつ、昭和初期の左翼活動がはらむ問題を批判した作品。
むぎ‐めし【麦飯】
1 米に麦をまぜて炊いた飯。また、麦だけで炊いた飯。むぎいい。ばくはん。《季 夏》「—に痩せもせぬなり古男/鬼城」 2 《吉原の遊女を米(よね)というのに対し、それより劣る意》江戸赤坂溜池周辺の...
む‐しゃ【武者】
1 武芸に携わることを任務とする人。また、その集団。武士。むさ。「鎧(よろい)—」「坂東—」 2 「武者所(むしゃどころ)」の略。
むな‐つき【胸突き】
山坂の道の険しく急な所。
むなつき‐はっちょう【胸突き八丁】
1 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)のけわしい道。転じて、急斜面の長い坂道。 2 物事を成し遂げる過程で、いちばん苦しい正念場。「交渉は—にさしかかる」
むらが・る【群がる/叢がる/簇がる】
[動ラ五(四)]たくさんのものが一つ所に寄り集まる。「サインを求めてファンが—・る」「鯉(こい)が餌(えさ)に—・る」 [動ラ下二]に同じ。「蠅—・れて西に向ひて巨坂(おほさか)を飛び踰(...